2012年2月25日 (土)大分コンパルホールにて第22回アグレッシュ研修会が開かれた。 平成13年に発足して以来、11年が経過したが、参加メンバーも22名と多く、かなり若い研修生の参加も目立った。
発足当時に比べると、ずいぶん顔ぶれも変わったように思える。
すこし寂しい気もするが。
今回は第7回の総会も兼ね「ネット販売のABC」と題してホームページ制作会社 代表取締役 望月 聡氏をお招きし講演が行われた。
彼は若干30歳という若さながら、たった5年で年商1億を売り上げており、全国からホームページの依頼が殺到しているカリスマホームページビルダーだそうである。
講演の内容も多岐にわたり、2時間では物足りないぐらい興味深いものであった。
ただ年々、増え続けるネットショップも、現状では儲かっているのはわずか1パーセントに過ぎず、ネットショップの過激な競争が伺い知れた。
質問時には、研修生らが農産物の販売については、どのようにホームページを作ったら良いのか等、活発な意見や質問が交わされ、有意義な研修会であった。
さて、新規就農者の現状についてであるが、研修会では先輩新規就農者の体験談を多く語ることができなかたため、この場を借りて伝えたいと思っている。
私が就農した十数年前と比較すると、就農に関する情報は格段に増え、今や書籍を含めインターネットにより全国の就農先や体験談も検索すれば、ありとあらゆる情報が得ることができ、本当に便利になったものだとつくづく感じられた。
実際、私自身も田舎暮らしにあこがれ農業を始めたが、今だ決して生活は安定しているとは言えず、何とか家族を養っている状況である。
私の地域内でも県外から、多くの新規就農者が新天地にあこがれを抱いて入植したが、厳しい農業の現実を目の当たりにし、数年でほとんどの方が離農している。
特に、地元に生活基盤をもたないIターン組の離農者がはなはだしく多く、彼らは地元農家の後継者や新卒者の新規就農者と違いマイナスからの出発者であり、自己資金が少なく多額な借り入れをして始めた人々なのである。
また、悲惨な新規就農者の状況も多く見てきた。 具体的にはここで述べる事はできないが、おおよその事はみなさんも推察できるかとは思う。
新規就農者で成功しているのは、ほんの一握りの人たちである。 まして地元のベテラン
農家でさえ離農している昨今、決して夢見る農業ではなく、現実を見すえた上で慎重に行動してほしいものである。
これから、新たに農業をめざすにあたり、就農におけるノウハウについては作物別でそてぞれ違うため、あえて述べることを割愛させていただく。 ネットで調べれば、大体どのくらい営農資金や生活資金が必要とか、詳細な情報があるので参照してほしい。 また、私自身の体験談については書ききれないほど数多くの失敗をしてきたので、ご想像におまかせしよう。
失敗に比例して知恵や経験が身についてくるもので、自分自身の財産となるので失敗は恐れないこと。 ただ、取り返しのつかない失敗は避けたいものであるが。 まずは、最初から大規模でスタートするのではなく、足元を固めてから次のステップへ移ること。 これから農業で食べていくにはいろいろと困難が待ち受けているが、決して挫けることなく頑張ってほしいものである。 どうしも、立ち行かない時はあっさりとやめる勇気も必要! ずるずると引くに引けない状況だけは避けたい。
これからの皆さんの健闘を祈る。