
私の体験談は他の方と若干違います。
それは、私の家が元々農業を営んでおり、幼い頃より農業を目の当たりにして育ち、 約10年のサラリーマン生活を経て、最終的に農業を営む事を選択した・・・と、いう点です。
私が幼い頃より抱いていた農業のイメージは、けして良い職業とは云えませんでした。
〔百姓〕との言葉がありますが、まさにその通りで、日の出から暗くなるまで休む間も無く働く家族が居ました。
その過酷さを目の当たりにして育ったのですから、当然!幻想はありません。
・・・それでも社会に出てみると、昔~過酷だと思っていた事は当然の事であり、 他の職業も農業と何ら変わりません。
家具メーカーに在籍していた折、業界を取り巻く状況が日々深刻に成って行くのを感じていました。
子供の寝顔しか見ない生活にも疑問を感じ、何が大事なのか?を自問自答した結果 定年後の予定であった農業を前倒しで行う事を考えました。
現在、就農して(生産~経営を任され)今期で4年目に入ります。 初年度以外~ここ2年は赤字経営を余儀なくされました。 ですが、初期計画で想定していた事で、取り敢えずは予定の範囲内と云った所でしょうか? 赤字経営そのものは問題がありますが、問題点を理解していれば改善には向かいます。 それよりも、状況が許す限り自分で経営を行う事は、ある意味~精神的自由に繋がります。 私の場合、過去の体験を踏まえる事が重要でした。
~時間を采配し、家族と過ごす・・・。
これが農業を行い、私が感じる一番の幸せな点でしょう。
~実務に話を移すならば・・・ 痛感しているのは、〔基礎〕の重要性です。
品目や特性や技術・・・その他~物事に対する〔基礎〕を熟知するのはとても大事です。 〔基礎〕なくして、枝分かれする応用はありえません。 〔基礎〕が有るからこそ、外部要因の突発的な問題にも対処出来ます。 基礎技術を昇華させれば、最新技術さえ凌駕するのでは?とも思えます。
現在の社会を取り巻く状況は業種を問わず厳しい状況にあります。 その中でも一次産業と云う点から見た農業は、とりわけ厳しいと云わざるを得ません。 ですが視点を変えれば、希望が数多く存在しています。 多くの方が気付き改善している事の1つに・・・
一次産業に固執する従来の農業は、〔販売〕と云う重要な事を他人に委ね、農産物を〔生産〕する事のみに執着していた・・・と云う点があります。 この事は・・・単純に〔販売〕や〔方法〕を自分で考え~行動するだけで解決に近づきます。 それもニーズの多様化を踏まえ、二次~三次、更に五次~六次産業まで考える・・・。 とするならば、更に解決に近づきます。
蛇足かもしれません。
情報化社会と云われて久しいですが、有益な情報は何処にでも転がっています。 是非、情報を入手する手段と機会を失わないで下さい。